第13章 〈ゾロたし〉あなたに勝つ、その日まで
「……」
「だから、わた……」
「まだ認めてねェけど?」
ゾロは呆れたように言った。
「……え……」
「きっと、くいなが生きてたらお前よりは確実に強ェはずだし」
「そ、そんなの!」
「おれはお前に負けてねェし」
「そ、それは、今やったら違います!」
たしぎは必死に抗議した。
「じゃあ、約束してやるよ。女海兵」
ゾロは挑発したような顔で笑った。
「お前がおれに勝てたら、認めてやるよ」
たしぎはその言葉を聞き、最初は呆然としていたが、やがて笑った。
「わかりました」
たしぎは刀を抜き、ゾロへ向けた。
「あなたはわたしに負けないと思っているようですが……」
たしぎは真剣な顔でゾロを見つめた。
「わたしはあなたに勝つまで、あなたを追いかけます! そして、その〈和道一文字〉を回収します!」
ゾロも真剣な顔でたしぎを見ていたが、その言葉を聞き笑った。
「望むところだ」
そして、ゾロはどかっと腰を下ろした。
「仕方ねェから、今はここで飲んでやるよ」
「な!? 何でですか!?」
「あァ? さっき行くなみたいなこと言っただろ」
「言ってません!」
2人の喧嘩とは打って変わり、パンクハザード島には雪が降り積もる。
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