第8章 第8Q:☆ふたりぶん☆<赤司>
~Side by 赤司~
執事「坊ちゃん・・・ご準備は整われましたか?」
「ああ・・」
今日は、屋敷を離れて、京都へ戻る日・・・
これから、ウィンターカップが終わるまでは、この屋敷には戻ってこられない・・・
はなの・・・
愛しい人の顔を見ることが出来ない・・・
執事「はな様に・・ご挨拶はよろしいので・・?」
「ぐっすり眠っているんだ・・・
出来れば、ゆっくり眠らせてやりたい・・
ボクが帰ってからは、彼女はずっと緊張したままだったからね・・」
執事「・・・坊ちゃん・・・」
「なに・・自業自得というものだ・・・
爺・・はなを頼むよ・・・」
執事「かしこまりました・・・」