第8章 第8Q:☆ふたりぶん☆<赤司>
「はな・・こっちを見て・・キスは大丈夫だろう?!」
少し緊張した様子で、こくりとうなずくと、
ベッドサイドに置いてあった水と薬を口に含んだまま、
はなに深く口づけする・・
ゴクリ・・・
ボクが送り込んだ水と薬を飲みほすと・・・
潤んだ瞳でこちらを見てくる・・・
はな「(征十郎・・・ごめんね・・・)」
はなは、この薬がないとボクの傍では眠れない・・・
「いいんだよ・・・いつか・・・君が僕の隣で安心して眠れるその日が来るまで・・・」
ボクが話し終える前に・・彼女は深い眠りに落ちていった・・・