第6章 第6Q:☆トラワレ☆<高尾>
~Side by 高尾~
「おーっす!!真ちゃん!!今日もいい天気だね!!」
緑間「高尾・・・バカに磨きがかかっているのだよ・・」
「何ぃ!!」
クスクス・・・
聞いたことない笑い声に振り向くと・・・
ピンクのロングヘア・・・
こいつはたしか・・・
さつき「どうも!上手くいったみたいだね!!」
「おかげさんで・・・つうか・・アンタら何なの?」
さつき「ん?!はなちゃんが高尾くんのこと大好き!!っていうから協力したんじゃない!!」
もうちょいマシな協力の仕方を知らんのかね・・
コイツラ・・・
「けど・・・真ちゃん・・よかったのかよ・・俺がはなちゃんと付き合って・・」
緑間「お前・・何か勘違いしているのだよ・・・」
さつき「くすくす・・
ミドリンがはなちゃんに対してああいう態度とるのはね・・・」
緑間「うるさいのだよ・・桃井・・
いつもこうなのだよ・・
アイツに関わるとロクなことにならない・・」
「は?!どゆこと?」
さつき「ん~・・はなちゃんってさ・・・
フワフワしてるから危なっかしくって・・・
ミドリンとはなちゃん同じクラスで委員長してたから、
よく一緒に帰ったりしてたんだよね?!」
緑間「フン!目を離せば、どこぞの輩にからまれているか、
落し物をしているか・・
今回は痴漢にあっているわ、デパートで迷子になるわ・・・
あげく高尾に惚れるなど・・・ありえないのだよ!!」
「ちょ!!ソレ!どーゆー意味!!」
さつき「くすくす・・じゃあ私はそろそろ行きます!!高尾くん!!はなちゃんをよろしくね!!」
すれ違いざま・・・
さつき「鷹の眼に、はなちゃんは捕えられたんだって・・・
逃げられないよう気を付けて」
そう囁いて去っていった・・・
ふ~ん・・・まぁ言われなくても逃がす気なんてねぇけど・・・
俺の眼からは逃げられねぇよ?!
緑間「高尾・・今日以降、俺に近づくな・・・お前とはなのカップルなど・・・いくら運勢が良くても、ろくな目にあわないのだよ!!」
「何ソレ!!ひでぇ!!」
☆おわり☆