第5章 第5Q:☆銀色の空☆<灰崎>
委員長「ははっ!いい気味だ!ボクからはなを奪おうとするからこんな目にあうんだ!!」
奪う?!違ぇな・・・奪うのは・・・
振りかざされた、拳を片手で受け止めると
「奪うのはなぁ・・・・俺の専売特許だ!!勝手にはなを持ってくんじゃねぇよ!!」
イインチョがはなの首に力をいれる時間を与えないよう、思いっきりぶん殴った・・・
メガネと一緒にふっとんだ男は地面に転がって、痛い痛いと叫んでいる・・・
「さぁて・・このオトシマエ・・・どうつけてもらおうか!!」
俺が新しい拳を突き出そうとすると、後ろからはなに抱き着かれた・・・
はな「ショーゴくん!!ヤメテ!!」
「んだよ!!そんなにコイツがいいのか?!」
はな「違う!委員長!!私はやっぱりショーゴくんが好き!!だから付き合えません!
それに・・・
あなたから暴力を振るわれるのはもうイヤ!!」
俺の背中越しに、はなの震えが伝わってくる・・・
あぁ・・はなのあん時の暗い顔はこいつが原因か・・・
「はな・・わかったから、ちょっと離れてろ・・もう俺自身の気持ちで暴力は振るわねぇよ・・ただなぁ!!」
胸倉をつかんで立たせると・・・
「はなに暴力ふるってんじゃねぇよ!!」
その一言と同時に思いっきり最後に一発、拳を突き立てた・・・