第5章 第5Q:☆銀色の空☆<灰崎>
~Side by 灰崎~
「あ~・・マジ疲れた・・・」
はな「本気で走るからじゃん・・クスクス」
「ウルセー・・あんなガキに負けられるか・・・」
ガキどもは、二人仲良く手をつないで帰っていった・・
そういや昔はよく、はなの手握って家に帰ったっけ?!・・・
つうか・・・こうやって二人きりになるのも久しぶりか?!・・
俺は基本自分から話しかけることがないから・・・
はなが何もしゃべらないとずっと静かなまま・・・
なんか・・・落ち着かねぇ・・・
はな「ショーゴくん・・バスケもうやめたの?」
WCでリョータに負けてから、俺は部活に顔を出していない・・・
「まぁ・・・中学ん時に一回やめてるし・・・今回もヒマつぶしでやってただけだし・・」
はな「そっか・・・」
そこからまたしばらく沈黙が続く・・・
俺は・・ずっと気になっていたことを聞こうと口を開いた。
「なぁ?・・・お前・・イインチョと上手くいってんの?!」
その言葉に、はなの身体がビクッと反応する・・・
「別に・・・どうこう言うつもりはねぇけどよ」
委員長「はな!!こんなところで何をしているんだ?!」