第4章 第4Q:☆コイビト☆ <緑間>
「ねぇ・・・一体なんなの?!」
緑の変人は、それから授業が終わるたびに、私のクラスにやってくる・・・
特に何か会話をするわけでもなく、本を読んでるときもあれば、高尾くんと話してることもある・・・
緑間「なんなのとは・・・一体、なんなのだよ?!」
「私が聞いてるんですけど!!!」
高尾「ギャハハハ!!!」
さっきからこの調子・・・もう一体、ホントに何なの・・・・
緑間「お前・・何か部活動には入っているのか?」
「は?!帰宅部ですけど?!」
緑間「そうか、ならばちょうどいい・・・今日の放課後は体育館に来るのだよ」
「なんで?!」
緑間「俺がバスケ部だからに決まっているだろう!!」
「だ・か・ら!!何でアンタの行く先々に私が付いていかなきゃなんないのよ!!」
そう言って詰め寄ると、
緑間「お前・・・朝から思っていたが・・・頭が悪いだろう?!」
ブチっ!!!
「ケンカ売ってんのかぁ!!!」
高尾「ギャハハハ!!あ~、腹痛ってぇ・・・
あんね、コイツおは朝の占いチョー信じてんの!
そんで、今日のラッキーアイテムがポニーテールなんだって!
だ・か・ら・・・真ちゃんは、どこに行くのもはなちゃんと一緒がいいってワケ!」
緑間「高尾!!誤解するような言い方をするな・・・
俺はただ今日1日運勢が補正されればいいだけなのだよ・・・」
男子高校生が、朝の占い信じてラッキーアイテム?!
ないわぁ・・・