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第3章 Ⅲ お前のために


―そして大会当日―


渚「いよいよだねー!」

真琴「なんだか久しぶりだね、この感じ。」

怜「理論は完璧です!僕はいつでも泳げますよ!!」

渚「怜ちゃん、気合十分だねー。」


真琴はバック

渚はブレ

竜ヶ崎はバッタ

そして俺はフリー

それぞれの種目の100mに出場する


もちろん鮫柄学園も出場している


「よお、ハル。」


「・・・・凛」

「しっかり体作ってきただろうな?」

「あぁ。」

「楽しみにしてるぜ。ま、勝つのは俺だけどな・・・」

「・・・・。」


「じゃあな」


そういって凜は会場の奥に消えていった


俺は勝ち負けなんか興味ない

ただ今日は・・・






負けるわけにはいかない



悪いな、凛。



今回は勝たせてもらう
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