第2章 Ⅱ 離したくない
「えへへ、おじゃましまーす。」
真咲は枕を抱きしめながら俺の布団にはいってきた
ふわりとほのかに真咲の香りがした
・・・・・~っ///
真咲を抱きしめたことは何回かあるが、いざ密着するのはやはり慣れない
「・・・これでもう寝れるだろ。おやすみ。」
そういって俺は真咲に背を向ける形で寝ようとした
「私も寝よー、おやすみ・・。」
ぴと
「・・・・・・・。」
「・・・スースー」
「・・・・・おいっ!!」
「・・・ん?・・なに・・?」
「何じゃない、なんで俺の背中にぴったりくっついてるんだよ!」
「だってー!なんか隙間があったらそこからお化けが入ってきそうだもん・・・。」
「なんだそれ・・・、入ってこないだろ。それにこの家にお化けはいない。」
「だってテレビで・・・」
・・・どんだけ怖がりなんだ
「・・・はあ。わかった。」
まったく、いろいろ耐えているこっちの身にもなってほしい