• テキストサイズ

Free!

第2章 Ⅱ 離したくない


「持つよ。それ。」

「ありがとう。」

空港で無事に会った俺たち

彼女のキャリーケースを受け取り真琴たちを探す


「あ!いたいた!はーるーちゃん!おーい!」

渚が向こうで大きく手を振っている

「お友達?」

「あぁ。水泳部の。」

俺たちは真琴と渚に合流した


「ひさしぶりだね、マキちゃん」

「真琴くん!久しぶりだね。」

「はじめましてー!同じ水泳部の葉月渚です!よろしくねー!マキちゃん」

「渚は1つ下だけど、小学校の時に俺とハルと同じスイミングスクールに通っていたんだよ。」

「渚くん、よろしくね。今日は来てくれてありがとう。」

渚を紹介したところで俺たち4人は空港の出口に向かって歩き出した


『マコちゃん。マキちゃんすっごいかわいいね』コソッ

『だろ?ハルのやつ、いつになったら告白するんだ?』

『よぉーし、こうなったら僕がハルちゃんのためにひと肌脱ぐよ!』

『え!?ちょ、渚・・!?』


「ねーねーマキちゃん!」

「ん?」

「マキちゃんって、彼氏いるのー?」

「へ!?」

「お、おまえ・・っ」

『渚のやつ・・また余計なことを!・・・でも正直すっごい気になる・・・!』


「いないよ~」


・・・ホッ

いないのか・・・よかった


「え!そうなの!?マキちゃんすっごいかわいいから、向こうの男の子がほっとかなかったんじゃない?」

渚が続けて喋る


「そんなことないよ、それに私は勉強しにドイツに行ったからね。」

「そっか~。だって!ハルちゃん!」


「はっ!?・・・///」

「うん?」

きょとんとしている真咲


あいつ絶対ワザとだな・・・








/ 73ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp