第22章 これから
私は二人に微笑みながら、自分の言葉を続けた
「あの子は、必死なんだよねぇ
愛する人に振り向いて欲しいからさぁ...
もし、立場がかわったら私だって...」
その言葉に突然、親友は私を抱きしめた
私は驚いて、親友に抱きしめられながら丸山さんを見た、そしたら丸山さんは笑ってた
「だから、あんたが心配なんだよ、お人好しでさぁ...」
そう言いながら親友は涙ぐんでいた
私は訳がわからず、目をぱちくりさせていた
そして、私をぐっと身体を離して、丸山さんの方を向き正座をし直し
「....私の大切な親友をよろしくお願いします」
深々と頭を下げたのです
それを見た丸山さんも正座をし直して
丸山「僕は、始めから真剣だった...、
本気で思ってた、最初の涙を見た時から...
だから安心して下さい
もう、二度とこんなに悲しい思いをさせません」
その言葉を真剣に伝えた
親友は聞くと優しく微笑んだ
「じゃあ、もう私は何も心配しませ~ん」
そう言いながら、テーブルの料理に手を出し始めた
その様子を丸山さんは嬉しそうに見て、自分の箸も動かし始めた
丸山「がんちゃん、早く食べないと僕たちで全部食べちゃうぞ」
その言葉で、私は慌てて箸を持ったのでした
そこから、私たちは新人の話はしませんでした
何もないたわいもない話をした
そして、三人で大笑いしてた
私たちの中を始めて祝福されてるこの感じに
私は親友にも、丸山さんにも感謝してたのでした