第6章 ♡Story3♡ 好きだという自覚...
授業中...
「えぇと...ここは......」
授業中でも無意識のうちに、百合のことや、
陸のあの言葉を思い出してしまう......。
(ッ......せめて授業には集中しねぇと......。)
そう思えばそう思うほど、余計に考えてしまう......。
「......はぁ」
つい溜息をついてしまった......。
「先生~、溜息なんかついてどうしたんですか(笑)」
「ぁ、すまない......何でもねぇよ。」
「もしかして昨日の女の子のこと考えてたんでしょ~(笑)」
「ちげぇよ......ほら、授業中だぞ?集中しろ。」
「先生もちゃんと集中してくださいよ~?(笑)」
「......はいはい。」
(はぁ......生徒にまでからかわられるのかよ......。)
その後も俺は生徒達にからかわれる羽目になった......。
授業が終わって...
「生徒達にもからかわれているんですね(笑)」
「......見てたんですか?北山先生......。」
「ええ、授業がありませんでしたから(笑)」
「......。」