第27章 ♡Story24♡ 看病
プルルルル...プルルr.."ピッ"
『もしもし?』
「っ百合!」
やっと電話に出た百合。
『そんなに慌ててどうしたの?
何か忘れm..「っ百合!必要最低限にうちからは出るなよ!?」...え?』
電話の向こうからはのん気そうな声が聞こえてきた。
『まぁ...それは心得ているよ?
......いきなりどうしたの?』
「っチャイムがなっても不用意に出るな!」
『......それ、どういう......』
「っ確か、山田君が来るのは2時くらいだろ?」
『う、うん......』
「例のヤラカシ......お前の居場所は知ってるだろ?」
『うん......最近は何も来ないけど......』
「っだから尚更危険なんだ!......いいか?
チャイムが鳴っても、ちゃんと誰か確認してから開けろよ?」
『わ、わかった......気を付けます......』
「......俺からの用事はこれだけだ。もう電車が来るから、切るぞ?」
『うん......お仕事がんばってね。』
「あぁ......」
電話を切った太輔...
『間もなく、●●駅行きの電車が到着いたします。危ないですから......』
「っ......」
(また、視線を感じる......一体誰なんだ?)
太輔は視線を感じながら電車に乗った。
「......。」
(っここは人もそれなりに多い......
何かしら怪しい奴がいても気づきにくいか......)
少し周りを気にする太輔。
「......。」
(犯人は俺に何も危害を加えようとしない...これは単なる嫌がらせか?
......大学着いたら、少し北山先生に相談してみるか......)