第27章 ♡Story24♡ 看病
翌日...
スピー...
「......💤」
昨日の疲れか、百合はまだ眠っていた。
コンコン
「百合、起きてんのか?中に入るぞ。」
なかなか起きてこない百合に見兼ねた太輔は、部屋に入ってみた。
太輔が入ってみると、百合は布団をかぶって眠っていた。
「......やっぱり精神的に疲れてんだろうな、
大丈夫だって言ってたわりには......」
(でも百合のわりには起きるのがおせぇな......)
ちょっと心配になった太輔は、被っているふとんを少し捲ってみた。
「百合......朝めs..っ......百合!」
布団をめくってみると、
横向きに寝ながら百合は顔を真っ赤にしながら眠っていた。
よく見てみると息を『はぁはぁ』させながら、苦しそうでもあった。
「っ百合......」
(もしかして......)
太輔は百合の額に手を置く。
「っ熱!......やっぱり、熱があるみたいだな......」
「はぁ...はぁ...はぁ...//////」
百合の額は大分熱く、軽く38度くらいはありそうだった。
「百合......」
「っ......太、輔//////」
太輔が問いかけたのと同時に、百合は瞼を重たそうに開けた。
目もとろんとなっていた。
「百合お前......大分熱があるぞ。」
「へぇ?//////」
どうやら自分では気がついていないらしい......
「ったく、ちょっと体温計持ってくるから待ってろ......」
「ぅん...//////」
「ほら、熱測ってみろ......」
太輔は持ってきた体温計を百合に渡す。
「ん...//////」
百合は体温計を受け取ろうとしたが、力が入らず床に落としてしまった。
「っあ、ごめん太輔...落としちゃった(苦笑)//////」
「......」
(これ、大分重症だな......)
太輔は体温計を拾いながら思った。