第26章 ♡Story23♡ 熱愛疑惑は白or黒?
「ただいま!」
「お帰り、今日もお疲れさん。」
「ありがとう!今日の夕飯って何?」
「......オムライス。」
「おぉ、オムライス!私好きだよ!」
「形は歪だけどな......(汗)」
「......?」
百合はキッチンに行ってみる。
「......。」
「......あー、なーるほど(笑)」
「ご飯までは良かったんだけど......卵がな(苦笑)」
「オムライスって家庭料理の中でも難しいもんねぇ(笑)」
「お前みたいに、上手くは作れなかったけど......
味はそこそこイケてるほうだと、思う......」
「太輔って器用そうで不器用だもんね(笑)」
「っるせぇな//////」
「(笑笑)」
そんなかんだで夕飯を食べる二人。
「なぁ百合......」
「ん、どうしたの?オムライス不味くはないよ。」←
「そうじゃなくて......」
「......?」
「撮影の事、気にしてねぇのか?」
「撮影のことって?」
「っだから、ファンの嫌がらせっていうか陰口っつーか......」
「......なんだ、そんな事?」
「へ?」
ケロっという百合、そんな中太輔は驚いた様子で百合を見た。
「だって、芸能人の悪口なんてよくあることじゃん?
それに一般の人にだって芸能人の好みがあるんだもん!
しょうがないよ(笑)」
「でもお前、随分辛そうだったけど?」
「確かに、今までそういう事がなかったから......凄く、傷ついたよ。
私だけじゃなく、私の周りにいる人の悪口も言われて......」
「......。」
「でも、それくらいのことでへたこれちゃダメだもん!
私がもっと、強くならないといけないことなの......」
「そっか......」
「......うん。」
「お前も、やっぱり大人になったんだな......
俺が思っているよりずっと......」
「......へ?」