第26章 ♡Story23♡ 熱愛疑惑は白or黒?
「「っ......」」
柊の言葉に固まる女性スタッフ達......
「君達、そろそろ勤務時間でしょ?なら早く行ってくれないかな?......
お前達の顔、仕事以外では見たくないからさ。」
「「っ......失礼します......」」
女性スタッフ達は急いでその場を後にし、百合と涼介の横を遮って行った。
「......。」
「っ......(睨)」
そして柊のファンであろうスタッフは百合の事に気づいた。
少し睨んだ後廊下の先へ消えていった。
恐らくスタッフは百合が柊に言い付けたんだと思ったのだろう......
「......(睨)」
(性格の悪い奴!)
涼介は二人が走って行った先を睨んでいた。
「......。」
「二人共......」
百合達が廊下の先を見ていると、柊が二人に声を掛けた。
「っ柊さん......」
「百合ちゃん、あの人達の言う事は気にしないで。
山田君も、その時の感情のままに動こうとしないようにね。」
「はい......」
「っ...次から気を付けます......」
「俺達も、そろそろ行こうか。」
「「そうですね。」」
こうして3人も、撮影スタジオに戻った。
-回想終了-
「......。」
(また現場で、陸達の悪口言われないかな......?)
「百合ちゃn..「大丈夫だよ百合ちゃん......」...。」
(また柊さんにセリフ取られた......(泣))←
「っ柊さん......」
「君は何も気にしなくていい......
俺が、百合ちゃんを守るから。」
「っ......」
「......。」
(柊さん、何気に告白してませんか......?(苦笑))←
「柊さん......」
「......。」
百合はそれ以降何も言わない隣に座っている柊の横顔を見ていた。