第26章 ♡Story23♡ 熱愛疑惑は白or黒?
時刻は午後7時過ぎ...
「......太輔遅いなぁ、
いつもなら6時半とか7時前には帰ってくるのに......」
百合は作ったカレーをかき混ぜながら呟いた。
かき混ぜること10分...←
「ただいま。」
「あ、お帰りなさい!」
百合は帰ってきた太輔の元に向かった。
「ちょっと遅くなってわりぃ、携帯ショップに行ってたんだ(苦笑)」
「携帯ショップに?」
「あぁ、そろそろ替え時かなって思ってな(苦笑)」
(怒りに任せて画面を割っただなんて口が裂けても言えねぇわ......)←
「そうなんだ。どおりで遅いわけか(笑)」
「......(苦笑)
っそうだ百合、ポストに...お前宛ての手紙が入ったんだけど......」
「ぇ......ポストに、私宛の?」
(どういうこと?私がここに住んでること知ってるのはほんのわずかなのに......)
「あぁ......もしかして、お前のことがばれたのか?」
「っどう、なんだろう......」
「......この封筒、どっかで見覚えないか?
この封筒、どっかで見たことあるような気がすんだよ......
相手の宛先も書いt..っまさか......」
「っ太輔?......どうしたの?」
「っこの手紙......あの時のヤラカシと、同じかもしれない......」
「っ...あの......?」
『いつも傍で君を見ている。』
『君のことなら、何でも知ってる......』
『時期にキミの居場所もわかる、楽しみにしてて?』
ゾワァ...
「......っ」
「百合......大丈夫か?
顔色、急に悪くなったぞ?」
「ご、ごめん帰って来て早々......
あの手紙の内容の事、思い出しちゃって......」
「......代わりに俺が見る。下手したら、
また精神的にショックを受ける可能性があるからな......」
「っお願い......」
(もし本当にあの時と同じだったら......)