第23章 ♡Story２０♡　結婚披露宴

賑やかな披露宴もお開きとなった。



「今日はわざわざありがとうございました(笑)」



「また明日も仕事があるんですから、遅刻しないでくださいよ？」



「わかってますよ(笑)......百合ちゃんも今日は来てくれてありがとね！」



「いえいえ！末永くお幸せに(笑)」



「ありがとう(笑)......"ﾎﾞｿｯ"...今度も二人の結婚式にね(笑)」



百合にそっと耳打ちする宏光。



「へっ！？」



驚いた後顔を赤くさせる百合。



「......？百合、どうした？」



「な、なんでもないもん！
北山先生、いきなり何言うんですか！！」



「(笑笑)」



「一体何なの......(汗)」



状況が全く掴めない太輔。



「じゃあ宏光、末永く幸せにな！」



「美咲！お前も早く結婚相手見つけろよ？(笑)」



「うるせぇよ(笑)何で俺よりお前が先に結婚したわけ？(笑)」



「(笑笑)」



「(笑笑)......有栖川さんって話しやすくて良い人でしょ？」



「あぁ、そうだな。」
(やっぱり、俺の思い込みか......)



太輔は美咲の方を見ながら思った。



「車混んでるかもしれないから、気を付けて帰ってくださいね！」



「ありがとうございます。じゃあまた大学の方で。」



「ほーい(笑)」



二人は宏光達に別れを告げて駐車場に向かった。








「ふぅ......今日はひたすら先生呼びだったから疲れたよ(苦笑)」



車に乗って一息つく百合。



「お疲れさん(苦笑)
でもあまり今回は噛まなかったよな？」



「うん！だって努力したし！」



「(笑笑)......明日、ドラマ撮影があんだろ？
今日は早く寝ろよ。」



「はーい！また一緒に寝てもいい？(笑)」



「駄目。」←



「何で！？」



「せっかく部屋があんだから、自分の部屋で寝ろ。」



「ちぇぇ......」



車の中で口を尖らせながら百合はマンションまで帰るのだった。