第23章 ♡Story20♡ 結婚披露宴
しばらくして太輔も宴席に来る。
「ったく百合、はしたないから走るなよ......(汗)」
「走ってないもん!小走りだもん!」←
「同じだろ!」
「(笑笑)」
(相変わらずのバカップル(笑))←
「......。」
宏光が百合達のやりとりを微笑ましく見る中、
美咲は少し険しい顔で太輔を見ていた。
「っ......」
(何か近くで視線が......)
太輔は視線を感じた美咲の方に視線を向ける。
だが美咲は、宏光と笑顔で話していた。
「っ......」
(気のせい、か......)
「藤ヶ谷先生?どうしたの?」
「何でもねぇよ......」
(さっきの視線、有栖川さんじゃなかったのか?
それとも......俺の早とちり?)
「......。」
(太輔、急にどうしたんだろ......)
その後も宴会は続き...
「百合、ちょっとトイレに行ってくるわ。」
「いってらぁ!」
太輔はグラスをテーブルに置き、一旦トイレに向かった。
「......私はもう一杯何か飲もうかな?」←ちなみに5杯め(笑)
百合は再びドリンクコーナーに向かう。
ドリンクコーナー...
「......なんにしよ?」
ドリンクコーナーに来たものの、何にするか迷う百合。
するとそこに...
「はい、百合ちゃん。」
「へ?」
選んでいる真横から、ある声が聞こえた。
「クリームソーダなんてどう?」
「有栖川さん!」
横にはクリームソーダを両手に持った美咲の姿があった。
「このクリームソーダ美味しいよ?」
「ありがとうございます!丁度迷っていたところだったので助かります(笑)」
美咲からドリンクを受け取る百合。
「結構種類あるからね(笑)」
ゴクッ
「......美味しい!」
ドリンクを一口飲んで少し頬を染める百合。
「でしょ?」
そう言うと美咲も一口、ドリンクを飲む。
「ありがとうございます!」
「いえいえ(微笑)......ところでさ、」
「......?」