第22章 ♡Story１９♡　一難去ってまた一難...

「......百合？」



太輔は顔がいきなり真っ青になった百合を心配そうに覗う......。



「っ......」



『百合、大丈夫か？』



「っうん......っそれで！手紙の、内容は......？」



『......ストーカーに近いし、かなりショックを受けるぞ？』



「っ......大、丈夫！
私宛に来たんだから.....ちゃんと自分で知らないと......」



『......。』



黙り込む裕太、きっと自分から言うのはきついのだろう......。



「っじゃあ！今から家に行く！
それで私が直接確認すればいいでしょ！？」



『っいや！それは止めた方がいい！』



「なんで？」



『本当にストーカーだったら、いつどこで監視してるか分らない。

もし監視されて、お前がうちにいないことが分かって、
......そっちで暮らしていることもばれれば色々と大変になるぞ？』




「っそれは......」



『そんなに内容が知りたいなら、今からLINEで送るか？
どのみちこの手紙は、事務所に渡さねぇといけないからな......』



「うん、お願いします......」



『了解、じゃあ一旦電話切るぞ。』



「わかった......」



電話を切り...



「裕太君なんだって？」



「なんかね、うちに私宛の手紙が届いて......その手紙がちょっと......」



「......やばいやつか？」



「うん、ヤラカシの仕業かもって......」



「っそうか......」



「それで今LINEで来るのを待っているところ......」



「......まさかさっきの言っていたシャッター音も......
そいつの仕業だったりするのか？」



「わからない......でも警戒はした方がいいよね？」



「あぁ......しばらくは俺のうちにいろ。
下手に帰るのは、危ないしな......」



「うん......特に、追って来るような車もいなし......
今日は大丈夫のはず、だよね？」



「だと、いいんだけどな......」