第21章 ♡Story18♡ まさかの同棲!?
「前にも似たようなこと......あったか?」
「っ太輔......うん、確か私が勝手に大学に行った時のだよね?」
「確かあの時......百合ちゃんがコピー室の前まで来て......
俺を驚かそうとしてた?」
「っ!......わかるの?そんなことまで......」
「あれで俺が......連絡なしで来るなって......」
「うん......太輔よく私に言っていたよ?
『連絡なしで勝手に来るな。』って......思い出したの?
私の事......」
「全部は思い出せない......でも、はっきり頭の中に浮かんだよ......。」
「っ......」
(小さなことでも、思い出してくれた......)
「......記憶、戻りかけているのかな?」
「うん、きっとそうだよ(微笑)
先生だって一時的なものって言ったんだから、もう少し時間をゆっくり掛けよ?」
「ありがとう。
早く、全ての記憶を取り戻したいよ......」
「太輔......」
「何で失っちゃったんだろうね、君との記憶......
寝る時も、よく考えるんだ......」
「......。」
「っごめんねこんな暗い話して(苦笑)
気を取り直して番組を見ない?」
「っうん、そうだね!私がド緊張してるとこ拝んでいいよ(笑)」
「(笑笑)」
気を取り直してテレビをつける百合。
「あら、丁度映っちゃった......(汗)」
「しかも百合ちゃんだね(苦笑)」
「初っ端から私っすか......(泣)」
電源を入れかかった番組は偶然百合が出る番組で、
しかも百合のアップ画面だった(笑)
番組をしばらく見ていると...
「柊さんってつくづく太輔に似てるよね(笑)」
「......そう?」
「うん!現に今の太輔って柊さんに近いかも!」
「......。」