第21章 ♡Story18♡ まさかの同棲!?
部屋の前まで来た百合。ドアを開けようとするが......
「......あれ、開かない!?」
(太輔どっかに出かけてるのかな......)
鍵は締まっており、百合は鞄から合鍵を取り出し部屋の扉を開けた。
中に入ってみると中は真っ暗だった。
「......買い物に行ったのかな?」
部屋の明かりをつけ、
自分の部屋に荷物を置いた百合はリビングに再び戻った。
丁度その時...
ガチャッ...
「っ!?」
ドアの開く音が玄関先から聞こえてきた。
「お帰り百合ちゃん、さっき帰ってきたの?」
入ってきたのは太輔だった。
「太輔!うんまぁね(笑)買い物にでも行ってきたの?」
「そんなところかな?」
「じゃあ一緒にご飯作ろ!」
「そうだね。」
二人は買ってきた材料で夕ご飯を作った。
「「いっただきまーす!/いただきます。」」
パクッ
「うま!太輔も大分腕動かせるようになったよね?」
「うん、元々そこまで酷くなかったからね。
後は......記憶かな(苦笑)」
「だね(笑)
何か思い出したりした?」
「はっきりは思い出せないんだけど......
北山先生に教えてもらったんだ、このネックレスを買った店。」
「そこに行ってきたの?」
「うん、買い物に行くついでにね。」
「......で、どうだったの?」
「記憶は、思い出せなかった......。」
「っそっか...「でもね......」......?」
「百合ちゃんも着けているそのネックレスの事も聞いてね......
ネックレスの意味も教えてもらった。」
「......。」