第20章 ♡Story17♡ 記憶
車に乗った百合...
「百合ちゃん、柊さんと何話してたの?」
「明日また頑張りましょうって話してました!」
「そっか、明日で第1話のお話完成だもんね。」
「はい!」
「今日の百合ちゃん、前より大分生き生きしていたよ。
やっぱり藤ヶ谷さんにすぐ会いたいからかな?(笑)」
「まぁ......確かにそれもありますけど、
もっと真面目に仕事に取り組もうと思ったんです。」
「百合ちゃんもすっかり芸能人だねぇ(笑)
なんか嬉しいんだけど......複雑(苦笑)」
「(笑笑)」
そして百合達は真っ直ぐ病院に向かった。
(太輔......今何しているのかな?)
近くのお店で花を買い病院に到着...
「今日も北山さん、来てるのかな?」
「北山先生、暇そうだし来てるんじゃないですか?(笑)」←
「百合ちゃん......(苦笑)」
病室に入ってみると...
コンコン
「失礼します。」
「やっほー百合ちゃん!」
「北山先生、やっぱりいましたか(笑)」
「やっぱりって......地味に酷いよ百合ちゃん(苦笑)」
「(笑笑)......太輔、体調の方は大丈夫?」
百合は太輔の元に行く。
「うん、だいぶ良くなったよ。今日は朝から気分もいいから。」
「そっか......(微笑)
やっぱり、私の事...まだ思い出さない......?」
「うん......ごめんね?」
「っううん、気にしないで(苦笑)
これ、プリザードフラワー!これなら水やりしなくても大丈夫だよ!」
「ありがとう百合"ちゃん"。
すごく綺麗だね。」
「っ気に入ってくれたなら良かったよ(微笑)
じゃあここのテーブルに飾るね?」
「ありがとう(微笑)」
「っうん......」
(ちゃん、付けか......何だろう.....
小学生の時はこんな風に呼ばれていたのに、
何だか今は凄く寂しい気分だよ......)
太輔......
『百合......(微笑)』
また、"百合"って呼んでくれないの......?