• テキストサイズ

藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第19章 ♡Story16♡ 事故...


......お前のせいでな。』


百合を睨みつける宏光......。



嘘......太輔......だってこk..っ!?



再び太輔の方に目を向けるがその姿はなかった......。



『嘘......嘘よ......』



『嘘じゃないよ。』



『っ......』



今度は反対の左側から



またもや聞き覚えのある声が聞こえてきた。



『っお兄ちゃん......』



声の主は裕太だった。さっきの二人のように裕太は見下さず



ただ、悲しげな表情で百合を見下ろしていた。



『あの後俺も駆けつけたけど......
俺が来た頃にはもう遅かったよ......』



『っそん、な......私の...せいで......』



『そう......お前のせいだ。』



『っ!』



さっきまでの悲しい表情とは一変し、



百合を軽蔑するかのように見下ろした。


それと同時に、



太輔が最初につけていたものと同じ仮面を着けた



複数の人物が百合を囲むかのように現れた......。



『っ...なに......?』



そして仮面を同時に外す複数の人物達......



その人物達はどれも、



百合が知る人ばかりだった......。



『せっかくお前らの為に諦めてやったのに......
何だよこの様......』



『っ陸......』



『百合、貴女には失望したわ......
貴女のせいで一人の命が奪われたのだから......』



『っシオン、さん......』



『百合ちゃんが......人を殺すようなことするなんて、
思ってもみなかったよ......。』



『奈央ちゃんまで......』



お前のせ...お前の..いだ..せいだ......



『っ......やめ......』



お前...お前の..のせい..せい..せいだ......



『止めてよ......』



みんなの声が不協和音のように



『お前のせいだ。』と何度も言う......。



『嫌....嫌......』
/ 650ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp