第18章 ♡Story15♡ 撮影開始!
音楽室を後にした奏と音姫は廊下を歩いている。
『あの......朝比奈さん......』
『なに?』
『朝比奈さんって、何者なんですか......?
学園内は学園関係者以外は入れないんですけど......』
『......それは、直わかる事だよ。』
『ぇ......?』
『......もう少しで暗くなる、
そろそろ帰った方がいいんじゃないのか?』
『ぁ、はい......』
『今日はいきなり君に迷惑を掛けたからね......
お詫びに送るよ。』
『っ大丈夫です!一人で、帰れますから......
っそれじゃあ私は失礼します!』
音姫は走り出しその場を後にした。
フッ...
『......。』
そんな音姫が走って行った方を奏は怪しく微笑んでいた。
「......はーいオッケーだよ、二人共!
今日の撮影はこれまでだ。」
「「ありがとうございます!」」
「また明日もあるからよろしくね。」
「「はい!」」
「お疲れ柊!お前中々良かったじゃねぇか!」
「ありがとうございます、馬淵さん。」
「お疲れ様百合ちゃん、
明日は学校を早退する事になるけど大丈夫かい?」
「はい!ノートは友達に見せてもらうので大丈夫です!」
こうして今日の撮影は無事に終わった。
(明日も頑張らないとね!)