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藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第17章 ♡Story14♡ ずっと、解っていたこと...


まずは監督からの自己紹介が入る。



「初めまして、本ドラマの監督及びプロデューサーを
務める比嘉誠治です。
皆さんで素晴らしいドラマを作りましょう。」



比嘉監督は大体30代半ばくらいの人だった。



それから他の人達も軽く挨拶をする。



「初めまして、主演を務めさせていただく藤城柊です。
ドラマ経験はほとんどありませんが、
精一杯頑張らせていただきます。」



軽くお辞儀をした後席に座る柊。



そして順番は百合となった。


ボソッ
「百合ちゃん、落ち着いて大丈夫だよ。」



柊は軽く百合に耳打ちをする。



「は、はい......えっと......
ヒロインを務めさせていただく玉森百合です!
私は、ドラマ自体出るのは初めてですが......
一生懸命頑張ります!」



自己紹介した後深くお辞儀をする百合。



そして少しドギマギしながら席に着く。



「ふぅ......」
(うぅ......緊張したよ(泣))


ボソッ
「百合ちゃんお疲れ様(微笑)」


ボソッ
「ありがとうございます、柊さん......」



自己紹介をすべて終え本題に入る.....



「では、こちらのまとめたプリントを見ながら
説明させていただきたいと思います。」



「主演の二人は、まだドラマの内容すら知らないだろ?」



「「......はい。」」



比嘉の言葉に返事をする二人。



どうやら柊も詳しい事は聞いていないようだった。



「あえて知らせなかったのは、
出来るだけ自然な演技をしてもらうためだ。

ほとんどドラマ経験のない二人にとって
余計な事を考えさせないことが狙いだった。」



「......。」
(だから伝えられていなかったのか......)



「二人とも、かなりソワソワしていただろう(笑)」



「えぇ、普通はオファーが来るのと
同時に伝えられるものですから(苦笑)

監督の心遣い、感謝いたします。」



丁寧にお辞儀をする柊。



「礼には及ばないよ、
ドラマの内容はディレクターの林君に説明してもらう。
林君......」



「はい、では説明させて頂きます。」
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