第17章 ♡Story１４♡　ずっと、解っていたこと...

「私、藤ヶ谷先生とね......




付き合ってるんだ......。」



「「っぇ...？」」



当然、いつものん気な両親はさすがに表情が固まっていた。



「ずっと、黙っていてごめんなさい.....。
陸と別れたのも、
藤ヶ谷先生と付き合うためだったの......。」



「そうだったの......それで最近陸君、
朝来なくなったのね......。」



「このネックレスも...今日の誕生日プレゼントとして
くれたんだ、世界に一つだけの......」



「......まさか百合が、
子供の時溺愛していた先生と付き合っていたとはな......」



「父さん、母さん......
百合達は軽い気持ちなんかで、付き合っていないよ？」



「っお兄ちゃん.....」



「百合の話を聞いていると、お互いの存在がどれくらい
大切かっていうことが伝わってくるんだ......。」



「「裕太......。」」



「百合は昔と変わらず先生が大好きで、
先生も百合のことを大事に思っていてくれてるよ。」



「百合達は......"教師と生徒"という立場を
理解した上で、付き合っているんだな？」



「うん.....。」



「本当に......
軽い気持ちなんかで付き合っていないのよね？」



「そうだよ、お母さん......。

私は......


『自分の生徒が助けを求めてるのに、
教師がそこで見過ごすわけには、いかねぇだろ......。』

『最初は戸惑うことが多かったけど......
今じゃ凄く楽しいよ、
百合といるこの時間が......』

『"俺は百合を一生......守り続けます。"
これは、俺の誓い。この言葉通り、


俺は百合を"守り続ける"って誓うから......。』

『これからどんなことがあっても、
俺がお前も守り続ける......。』




太輔のこと、
















































信じているから(微笑)」