第17章 ♡Story14♡ ずっと、解っていたこと...
そして美味しい料理を食べ、締めのケーキを切るお母さん。
「今年のケーキでっかいね!」
百合は目を輝かせ、覗き込みながら言う。
「(笑笑)今年はちゃんと予約して買ったケーキだからな!」
「俺の時、当日急いで買ったから
切り分けられた普通の単品ケーキだったよな......」←
「ドンマイだねお兄ちゃん(笑)」
「(笑笑)ぁちょっと百合!そんなに覗き込むと
ネックレスがクリームに付いちゃうわよ!」
「ぇ?......あぁ!危ない危ない(笑)」
(危うく大事なネックレス、
クリーム塗れになるところだったよ(苦笑))
「百合ってホントたまに抜けてるよな(笑)」
「お兄ちゃんに言われたくないもん!」
「(笑笑)......あれ?百合、
そんなネックレスって持ってたっけ?」
「あーこれ?......ふふ、大事な人からのプレゼント!」
「......あー!藤ヶ谷先生からの!なるほど(笑)
それなら納得なっとk......あ゛」←
「ちょっとお兄ちゃん!」
(ここのタイミングで言っちゃうの?(汗))
「......(汗)」
(やべぇ...口が滑った......(汗))
「「藤ヶ谷先生?」」
お母さんとお父さんが同時に言う。
「藤ヶ谷先生って、小学校の時お世話になった先生だろ?」
「うん......」
「最後に会ったのは、
あのお寿司屋さんの時だったかしら?」
「そう、だね......(汗)」
(あーもう!お兄ちゃんの馬鹿ぁぁ!!)
裕太を睨む百合。
「......(汗)」
(もう言っちまえよ!)
(タイミングってもんがあるでしょ!)
(他の親と違ってうちの親は大丈夫だって!)←
(だからってそう簡単に言わないでよっ!)
目で会話をする百合と裕太。
「二人揃って何してんだ......(汗)」
訳が分からないお父さん(笑)