第16章 ♡Story13♡ プレゼント
「......キス、してもいい?」
「キス?」
「ぅん......」
「......いいよ。」
「たi.."ぎゅっ..."...太輔......」
太輔は百合の元へ行き抱きしめる。
「今日はお前の、誕生日だからな(微笑)」
「太輔......うん(微笑)」
「......。」
「......。」
お互い見つめ合い、唇を近づける。
ちゅっ...
「ん......」
しばらくキスをした後少し唇を離す......
「百合......」
「太輔......」
「......愛してる。」
「......私も(微笑)」
微笑みあい再びキスを交わす二人。
クチュ...
「んっ......」
今度は舌を絡ませながら角度を変え、何度もキスをする。
誰もいない路上では
二人の甘いリップ音だけが聞こえていた。
「......っあれって...
百合と......藤ヶ谷先生?」
だが誰もいないはずの路上には
ある人物の姿があった。
その人物の存在にいち早く気付いたのは......
「っ......!?」
「百合......どうした?」
偶然その場に鉢合わせた人物に気づいたのは
百合だった。
「百合、お前......」
「っ.....おにぃ...ちゃん......」