第14章 ♡Story11♡ 誕生日
メガネと帽子で変装した百合は
バスで家まで帰る途中だった。
「ふぅ......今日は凄い緊張したな(苦笑)」
百合は仕事が終わり力が抜けたのか、
椅子に座ったまま眠りについた。
それからしばらく...
「スピィ......💤」
『次は柴鶴大学前、柴鶴大学前に止まります...』
「スピィ......ハッ!」
アナウンスが入ったのと同時に目が覚めた百合。
「......う、そ(汗)」
(やっばぁ!私としたことが最悪......(泣))
バス停とっくに過ぎちゃったよっ!(泣)←
どうやら百合が下りる予定だったはずのバス停を
既に通り過ぎていたのだった。
「次はどこに止まるんだろう......。」
百合は心配になり、窓から景色を見てみると......
「......ぁ、なんだ!大学前か(笑)
ならまだ近い!」←開き直るの早やっ!
そしてバスは柴鶴大学前のバス停に止まり、
百合はそこで一旦降りることにした。
「ははは、まさか寝過すことになるとは......(苦笑)」
降りた百合は早速苦笑い。
キョロキョロキョロ...
「......」
(ここで待ってるより歩いて帰った方が早いかも(苦笑))
百合は歩いて帰ることにした。
「歩くのも、たまには悪くないよね!」
散歩がてらに歩き始める百合。
「ぶらぶらまったり~♪」
(そういえば、もう少しで私の誕生日だっけ?
......太輔は覚えてるのかな...私の誕生日......)
歩きながら百合はふと、
自分の誕生日のことを思い出した。
しばらく歩いていると、いくつかの雑貨店が見えてきた。
「確かここら辺って雑貨店が多いんだよな~
......どうせだから、寄って行ってみようかな!」
......うぅん、どこの雑貨店にしましょうかね(苦笑)←