第13章 ♡Story10♡ ゲストは...
楽屋...
それぞれ着替え終わった主演者達...
「今日はみんなお疲れな!
百合、今日は出番が多かったから大変だっただろ(笑)」
「はい、大変でしたよ!
中居さんの展開が早すぎるんですもん......(苦笑)」
「(笑笑)......ぁ、そろそろスマスマの収録に
行かねぇと行けないから俺行くわ!」
「「「お疲れ様です!」」」
「おう、お疲れさん!」
中居は楽屋を後にする。
「俺も、この後雑誌の撮影があるから先に失礼する。
百合、今日の演技はなかなか良かったぞ。」
「っそ、颯太さん......。」
フッ
「また楽しみにしてるよ。」
颯太は軽く笑うと楽屋を出て行った。
「嘘......あ、あの颯太さんが......(汗)」
陽向は今までの百合に対する態度が違い過ぎるのを、
驚きを隠せないまま颯太を見送った。
(颯太も、やっと百合の実力を認めたってことね。)
シオンは小さく微笑みながら思うのだった。
「颯太......。」
そんな中、颯太とほぼ同期である裕太は、
複雑そうに颯太が出て行ったところを見ていた。
「お兄ちゃん......。」
(また、2人が共演できる機会があったらいいのに......。)
「ちょっと俺、颯太のとこに行ってくる......。」
「わかった......いってらっしゃい、お兄ちゃん!」
「サンキュ、百合!」
裕太は早歩きのまま楽屋を出て行った。
「......アイツ、あの颯太って奴と何かあったのか?」
「桂木さんには関係ない事ですから(微笑)」
「はぁ?」
「ふふふ...(微笑)」
(仲直りが上手くいきますように!)