第13章 ♡Story10♡ ゲストは...
「はい、じゃあいくぞ!
3、2、1スタート!」
中居の掛け声とともに最後の演技がスタート。
演技スタート...
『ぅ、うぅ......』
ちなみにシチュエーションとしては
テストの点数が悪かった百合が居残りをさせられる。
なので教室には百合と柊だけがいるという設定だ。
『どうだ百合、プリントのほうは終わったか?』
先生役の柊は百合の後ろから覗き込む、
片手を机につけながら言う。
『難しすぎてわかんないですよっ!化学なんて嫌い!』
『これ終わるまで帰れないぞ?』
『うっ...うぅ......(泣)』
半泣きの百合。
『はい、頑張れ!』
『分んないんだから"頑張れ"って言われても無理!』
『このままだと本当に帰れないぞ?』
『分んないもんは分んないの!』
「往生際が悪い生徒だな(笑)」←
「「「中居さん......(苦笑)」」」
『はぁ......せめてさ、担任の授業のテストでは
赤点は避けようよ(苦笑)』←
『だってぇ......(泣)』
(うっわぁ...太輔も言いそうなセリフ(苦笑))←
演技をしながら思う百合。
『......他の教科は全部80点以上いってんのに、
何で科学だけ赤点なんだ?』
ビクッ
『っ!?』
何故かビクッとなる百合。
「おっ!まさかわざと赤点取ったってか?(笑)」
「中居さん、軽くネタバレになってません?(汗)」←
(こういうのって定番っぽいし......。)
「陽向、若いもんが細かい事気にすんな(笑)」←
「.....(苦笑)」
『授業態度だって悪くないし、
真面目にノートもとってるだろ?』
『っそ、それは......』
横から百合の顔を覗き込む柊に対して
全く反対側に顔を逸らす百合。
『......ぁ、もしかしてさ......』
柊は百合が向いた側に移動し、
お互いの顔の位置が平等になるところに座り込む。
『わざとやってる?』