第13章 ♡Story10♡ ゲストは...
演技スタート...
『はあ~ぁ......』
『雪乃ちゃん、そんなため息ついてどうしたの?
そんなんだと幸せが逃げちゃうよ?』
『ぁ、美男......うん、実はさ...
昨日颯太君に告白してさ......』
『っえ.....?』
美男が少し顔を曇らせる。
「振られた相手はまさかの颯太かよ(笑)」
「何で俺なんだよ......(怒)」←
『そしたらさ......見事に振られちゃったよ(苦笑)』
YuKiNoは無理に笑っているように感じだ。
『雪乃ちゃん......』
「颯太さん、サイテーっすね......。」←
「颯太お前、最低だな(笑)」←
「......(怒)」
陽向と中居にいじられ少し不機嫌になる颯太。
ちなみに颯太はいじられるのは苦手(嫌い)。
そんな中、演技中のYuKiNoは目に涙を少し浮かべていた。
『っわかってたのにね...わかってたの......颯太君の
好きな人は、百合ちゃんだって分ってたのに......。』
「「え゛......」」
(何で俺がアイツを好きになんねぇといけねぇんだよっ!?)
(YuKiNoさん、何でよりによって私なんですか......(汗))
「(笑笑)」
中居さん、大ウケ...
「中居さん、ここは笑うところじゃないっすよ......(汗)」
『っぅ...わかってて告白したのに...
凄く、胸の奥が痛いんの......。』
ぎゅっ...
体育座りのまま膝元に顔をうずくめるYuKiNo。
そしてそんなYuKiNoを後ろからそっと抱きしめる美男。
「さっき勇気がシオンにやったのと同じだな!
シチュエーションは全然違うけど(笑)」
(YuKiNoさん、演技ってなるといつもと全然違う......。)
百合はYuKiNoの演技に魅入っていた。
『雪乃......。』
『っ美男......。』
『泣きたいなら、思いっきり泣いていいんだよ?
ここには、僕しかいないから......。』
YuKiNoは美男の方に振り向き......
『っう...美男ぉ!』
美男の胸元に顔をうずくめ思いっきり泣き始める。