第13章 ♡Story10♡ ゲストは...
ムッ
『俺が先に誘ったんだよ!廉は引っ込んでろ!』
『あぁ?』
睨み合う裕太と廉。
その頃の本スタジオでは...
「無茶ブリのわりにはイイ感じじゃねぇか!」
中居は3人の演技を見て感心をしていた。
「妹を取り合う兄2人、私憧れちゃうなぁ❤」
YuKiNoはすっかりうっとりモード。
『『......(睨)』』
『裕にぃ...廉にぃ......』
(こっから妹役の私がどう動くかで話は変わるよね......。)
「さぁ百合はここでどう動くかだな......。」
中居とスタジオメンバーは画面に食い付けになっていた。
(百合ちゃん......。)
もちろん柊もその一人で、百合を見守っていた。
(よしっ!)
『裕にぃ!廉にぃ!』
『『......?』』
『なら、公園も映画もどっちにも行こうよ!』
『『えっ!?』』
『ふふ...だって裕にぃも廉にぃも私にとっては大好きな
お兄ちゃんだから、どっちかだなんて選べないよ!』
『『......。』』
『だ・か・ら......』
ぎゅぅぅ
『『......っ!?』』
百合は2人に抱き付く。
『みんなで仲良く、しよ?
はい!これで裕にぃも廉にぃも......』
2人から一旦離れ2人の手を取り......
『仲直り♪』
裕太の左手、廉の右手を繋げさせた。
『......。』
『......。』
『な・か・な・お・り...だよ!』
『......あー...えっと廉.......。』
『......何だ?』