第12章 ♡Story9♡ バラエティ初収録!
「これから新メンバー加入記念に皆で打ち上げに行くか?」
中居が荷物を整理しながら言う。
「いいっすね、それ!百合も行こうぜ?」
「は、はぁ......」
「別に捕って食いやしねぇよ(笑)←
他のメンバーはどうだ?」
「私は大丈夫ですよ。」
「あたしも!」
「別に大丈夫ですけど......。」
「じゃあ決まりっすね!
もちろん中居さんのおごりですよね?」
「......どうだかな(笑)」←
「中居さんのケチ!(笑)」
YuKiNoは即座に中居に抗議する。
「ここは最年長のシオンがおごってくれるだろう(笑)」←
「最年長は断トツで貴方ですよ(苦笑)」
抗議の末、何だかんだで
中居がおごることになったのだった。
「百合、お前は変装しなくていいのか?」
「変装......ですか?」
「そう!お前もモデル界の仲間入りなんだから、
眼鏡とか帽子をつけねぇと。」
陽向は帽子を被りがら言う。
「でも私まだ知名度とか全然ないですし大丈夫ですよ(笑)
それに眼鏡とか帽子なんて持ってきていませんし......。」
「はぁ...ったく、お前はアイツに似てマイペースだな。
アイツも昔、今のお前みたいなことを言っていた......。」
颯太は呆れ半分で言った。
(......颯太さん、何だかんだ言っても
お兄ちゃんのこと......嫌いじゃないのかな......?)
どことなく懐かしい頃を思い出すかのように言った颯太。
百合はそう感じたのだった。
「......ほら、俺の帽子だが、貸してやる......。」
「うひゃっ!」
颯太は百合に自分の帽子を無理やり被らせる。
「ホント、嫌なほどアイツにそっくりだな......
お前は......。」
「......へ?」
颯太が少し笑いながら言い、
百合は頭に?マークをいっぱいにし首を傾げた。