第11章 ♡Story8♡ モデルは恋愛禁止のようです......
打ち合わせが終わって...
「百合ちゃんお疲れ様......ねぇ、
さっきの颯太君のコト......本当に大丈夫?」
「大丈夫ですよ、涼介さん!お兄ちゃんと颯太さんに
何があったのかはわからないけど......それでも
認められるように頑張ります!」
「......本当に無理しないでね?」
「大丈夫ですってば!涼介さん心配し過ぎです!」
「百合ちゃんのマネージャーなんだから、
心配するよ!......本当に大丈夫ならいいけど、
何かあったら俺にいつでも言って?......俺、
百合ちゃんの為なら何でも出来るから......。」
「涼介さん......。」
「だから無理はしないで?」
「......。」
「俺、百合ちゃんの専属マネージャーだからね!」
「ありがとうございます、涼介さん。
でも私は本当に大丈夫です!私、
涼介さんがマネージャーで凄く良かったです!」
「百合ちゃん......。」
ニカッ
「これからもよろしくお願いします!涼介さん!」
ニッ
「うん!よろしくね、百合ちゃん!」
「収録は来週ですね!張り切って頑張ります!」
「その意気で頑張って!」
ニッ
「はい!」
そしていつものように百合は涼介に送ってもらった。
玉森家...
「ただいま!」
「お帰り百合、打ち合わせはどうだった?」
「うん!来週の収録はいい感じで臨めそうだよ!」
「......そっか。」
「お兄ちゃん?どうしたの?」
「...っいや、何でもないよ!」
「......ねぇお兄ちゃん......。」
「どした?」
「......颯太さんと、何かあったの?」
「......。」
裕太は『颯太』という言葉を言った瞬間複雑な表情になる。
(やっぱり何かあったんだ......。)
百合は直感で思うのだった。