第11章 ♡Story8♡ モデルは恋愛禁止のようです......
お風呂に浸かって自分の部屋に戻る百合。
バッグからスマホを取り出し太輔に電話をする。
プルルルル...プルルルル...ピッ
「もしもし百合?撮影の方は無事に終わったか?」
「う、うん!無事に終わったよ!太輔は今何してたの?」
「俺は生徒達のレポートの整理をしてるところだよ。」
「レポートか!私もこないだレポートの課題出たよ!」
「へぇ、もう課題は終わったのか?」
「......まだです(汗)」
「まだかよ(笑)ちなみに何の?」
「物理!そういえば太輔って理数系だっけ?」
「あぁ。一応高校でも教師やってたし、
教えられるとこあったら教えるけど。」
「それ助かるなぁ~♪
あ、そうだ!明日って空いてる!?」
「まぁ、空いてるけど......。」
「それもかねて相談したいこともあるんだけどいい?」
「相談?全然良いぜ。俺も教師だし、生徒の相談に乗るのは教師の立派な仕事だしな。」
「ありがとう!......で、待ち合わせは......。」
それから5分後...
「わかった、明日の2時に駅前カフェだな。」
「うん!せっかくの日曜なのにごめんね(苦笑)」
「別に良いんだ、どうせ特にやることもなかったしな。」
「ありがとう、太輔!じゃあ明日ね!」
「あぁ。」
百合は電話を切る。
「ふぅ......何かたまたまレポートの宿題があって
ラッキーかも......。」
レポートを理由にスムーズに話を進められ
ホッと一息つく百合。
「百合ー、ご飯出来たぞー!」
階段下から裕太の呼ぶ声が聞こえた。
「あ、はーい!」
百合はスマホを机の上に置き、下に降りる。
「今日は百合の大好物の唐揚げだぞ!」
「唐揚げお昼に食べたじゃん(笑)
でもまた食べられるからいいけど♪」
「百合は昔から唐揚げ好きよね(笑)」
「うん!お母さんの作った唐揚げが1番好きだよ!」
「......あ、改めて言われると照れるわね(照)
さあ、食べましょう!」
「「「いただきます!」」」
「いただきます!♪」