第10章 ♡Story7♡ 初仕事
「百合さーん、支度の方は終わりましたか?」
撮影スタッフが百合を呼びに来た。
「あ、はい!」
「それでは撮影の方を始めるのでこちらのほうへどうぞ。」
「はい!」
「とうとうだね、百合。」
「うん!いつも通りでいいんだよね、お兄ちゃん!」
「あぁ。」
百合達はスタッフに案内され撮影スタジオに向かう。
スタジオに行くと沢山のスタッフでいっぱいだった。
「このスタジオでの撮影が終わったら
今度は外の方でも撮影があるから今日は忙しくなるよ。」
「が、頑張りますっ!」
「初っ端から大変だな百合(笑)」
裕太は笑いながら言う。
こうして百合の初めてモデルとしての仕事が始まった。
撮影中...
「お!イイ感じだね~
初めてにしてはなかなかいいよ!この調子で頑張れよ。」
「はい!ありがとうございます!」
(いつも通りの私でいいんだ!)
「やっぱり裕太さんの妹なだけあって
センスありますね、百合ちゃん!」
「だろ?そんな百合のマネージャーになれて
感謝するんだな。」←
「......(苦笑)はい......(汗)」
裕太はいつも以上のシスコンだった。
撮影の方は順調に進み、最初の撮影はいい感じに終わった。
「お疲れ百合ちゃん!
次の衣装に着替えてまた撮影するよ。」
「はい!」
「お疲れ様百合ちゃん、大丈夫?疲れてない?」
ニカッ!
「大丈夫ですよ、涼介さん!」
百合はニカッと笑う。
ドキッ
「っ...そ、そっか......でも無理はしないようにね?」
「はい!」
「それじゃあ百合ちゃん、
次の衣装に着替えましょう。」
「椎名さん!はい!」
百合はさおりと一緒に次の着替えに行った。
「ねぇねぇ涼介......。」
「......?裕太さん、何ですか?」