第10章 ♡Story7♡ 初仕事
「お待たせ、百合ちゃん。この2人が今日から
百合ちゃんの担当だよ。」
「初めまして百合ちゃん、
私はRABBIT専属のスタイリストの椎名さおりです。」
「ちなみに歳は28歳だぜ!」
「隼人!余計なことは言わなくていいでしょ!?
ごめんなさいね百合ちゃん、彼は......。」
「小鳥遊隼人だ!同じくRABBIT専属のメイクアップ担当だ。
歳は25!よろしくな、百合!」
「よ、よろしくお願いします!」
「ほぉ~!かなり可愛い子じゃん!俺タイプかも♪」
「へ?」
「隼人!ごめんね百合ちゃん......(苦笑)」
「い、いえ......。」
「ほら隼人!貴方のせいで百合ちゃんが
吃驚してるじゃない!」
「わりぃわりぃ(笑)」
「......コイツ、ムカつくんだけど(怒)」←
「ゆ、裕太さん......(汗)」
隼人のナンパ?で不機嫌になる裕太と
その裕太を見て冷や汗をかく涼介なのであった。
「それじゃあ早速始めましょう。
百合ちゃん、今日の撮影の衣装だけど......。」
「はい。」
「今回は来てもらう服が5着程あるのよ。」
「ご、5着!?」
「えぇ、百合ちゃんの晴れ舞台だもの!
3ページにわたってね!」
「新人からそんなに...です、か?」
「タイトルは『RABBITの新生モデル誕生!』って
ところだろ!」
「百合、初っ端から大仕事じゃねぇか!頑張れよ?」
「う、うん!がんばる!」
「(微笑)じゃあ、最初の1着目はこれね!
百合ちゃんはピンク色が似合いそうだし......。」
「私、ピンク色大好きです!」
「それならよかったわ!写真を見て直感で思ったのよね!」
「しゃ、写真!?そんなのが?」
「多分俺が社長に見せた奴だね。」
「見せたの!?」
「だって自慢の妹だし~♪」
「ちなみに何の......?」
「今年の入学式。」
「......。」
(マジっすか......(汗))