第10章 ♡Story7♡ 初仕事
翌日の朝6時半...
ピピピピp...
「ふあぁ......ねっむ......」
百合は目覚ましの音と共に目をこすりながら起きる。
(余裕持って6時半にセットしたけど......
すっごい眠い!)
土日百合は普段7時半頃に起きるので、
それより1時間早く起きるのはきつかったらしい.......。
コンコン...
「百合、起きたかー?」
裕太が百合の部屋に入ってくる。
「うん...起きたよ......ふわぁ...眠い......。」
「すっげぇ眠そうだな......(苦笑)
百合、朝起きに水一杯飲んでおいた方がいいぞ。」
「水......?」
「あぁ。水を飲むと結構良いらしいし、
芸能人とかもやってるしね。飲んで損はないよ。」
「へぇ~、分った!わざわざありがとう!」
「いえいえ。じゃあいつも以上に気合入れておけよ?」
「は~い。」
そういうとお兄ちゃんは出ていった。
「なるほど、水一杯か......メモっとこ!」
百合はミニ手帳をだしメモることにした。
「......これでよし!さて、着替えて顔洗わないと。」
百合はクローゼットから洋服を取り出し着替える。
数分後...
「こんな所でいいかな......。」
百合は鏡で全身を見て1階に降りる。
「おはよう!」
「「「おはよう百合。」」」
「百合、初仕事頑張って来いよ。」
「うん!」
「さぁ、朝ご飯はもう出来てるわよ。
時間に余裕持っておかないとね。」
「ありがとう、お母さん!」
百合は朝食をとり、ある程度余裕を持つことができた。
朝食を食べ終え、百合はソファーに座っていた。
「百合、緊張してんのか?」
「だって......。」
百合は迎えの時間に近づくにつれて
表情や身体が固くなっていく。
「今日は俺もついて行ってやろうか?」