第10章 ♡Story7♡ 初仕事
「赤沢先輩は、芸能マネージャーをしているんですね。」
「あぁ。藤ヶ谷も、教師生活充実してるか?」
「充実......まぁ...してると思いますよ。
......多分。」←
(多分って...ひっどいなぁ...太輔......(汗))
「そうか、なら良かったよ。
百合さん、明日は9時からの撮影です。
今日は早めに寝てくださいね?
8時頃には涼介が迎えに来ますから。」
「わ、わかりました!」
「それでは僕はこの辺で失礼させていただきます。
藤ヶ谷、まさか君とこんなところで会うなんて
思ってもみなかったよ。今度、一緒にお茶でも飲もう。」
「は、はい!」
(太輔、教育実習生のときみたい(笑))
百合は笑いながらそんな事を思った。
「じゃあ、俺も......そろそろ失礼するよ。」
「うん、太s...じゃなくて...藤ヶ谷先生、
ありがとうございました!」
「お、おう......。」
(何か妙に違和感を感じる......(汗))
「藤ヶ谷、良かったら近くまで送って行こうか?」
「いえ!そんなの申し訳ないですよ!」
「遠慮しなくもいいよ。せっかく久しぶりに会えたんだ、
少し話でもしないか?」
「......ぇ、じゃあ、お言葉に甘えて......。」
「(微笑)...それじゃあ裕太、お疲れ様。百合さんも、
明日頑張ってくださいね。」
「「はい!」」
百合と裕太は2人を見送り...
「まさかあの2人がねぇ......(汗)」
「ホントだよ(笑)個人的に俺は赤沢さんが
元バスケ部ってのが意外だけど.....(苦笑)」
「それね(苦笑)
にしても、2人はどんな会話するんだろうね。」
「そりゃあ...思い出話じゃない?」
「赤沢さんって怖い先輩だったのかな?」
「藤ヶ谷先生も、どんな高校生だったんだろう......。」
2人は玄関先で考え込む。するとそこに......
「あら、裕太と百合帰って来てたの?
夕飯、丁度出来たのよ。早く上がりなさい。」
「「あ、はーい!」」
2人は我に返り家に入る。
((うぅん......気になる!))
まだ考える兄妹(笑)