第9章 ♡Story6♡ スカウト!?
百合Side
「ただいま!」
「お帰り百合!どこ遊びに行ってたの?」
「美香ちゃん達と動物園に行ってきたんだ♪」
「へぇ~、楽しかったか?」
「うん!」
ちなみにお兄ちゃんやお母さん達には
私達が付き合っていることはまだ言っていません!
......でもそのうち言うよ?
......その、うちね......(苦笑)←
「ところで百合さ......。」
「ん?どうしたの、お兄ちゃん。」
「モデルの仕事とかって興味あるか?」
「モデルの?」
「うん。」
「なくは、ないけど......それがどうかしたの?」
「今日、偶然社長が来てさ、百合の話をしたら
是非会ってみたいって言ってるんだ。」
「社長って...モデル事務所の?」
「うん!モデルとしての社長直々スカウトだと思うよ!」
「なんで、社長さんが私に......?」
「もしかしたら、百合にはモデルとしての
才能があるのかもしれないな!」
「も、モデルの才能って......私、
まだ一回も会ったことないよ?」
「でも、会ってみる価値は十分あると思うよ?
まぁ嫌なら嫌でもいいけどね。」
「......。」
「無理にとは言わないよ。」
「......私、やってみたい!」
「本気?」
「本気って......お兄ちゃんが話振ったんじゃない!」
「そりゃあ、そうだけど......芸能界の世界は
百合が思ってるほど楽じゃないよ?」
「うん!それはよく聞く話だから、何となく分かるよ。
でも、モデルの仕事って凄い憧れるし......夢とかもさ!
将来こんな仕事に就きたいとかって思ったことないし...。」
「そういう理由も、アリかもな!
よし、早速社長に電話するよ!」
「ありがとう!
でも、お父さんやお母さんは知っているの?」
「さっき話したよ、そしたら大喜び(笑)」
「普通、大概の親って反対するものじゃない?(苦笑)」←