第2章 一日目 ー午前ー
森山「ああそうだ、俺らの部屋どこだ?」
宮地「……………」
伊月「……………」
森山は、ふうっと溜め息をついた。
森山「用意してないのか……」
宮地「うるせー!お前がいきなり『明日泊まりにいっていいー?』とか言うから、
急いでたんだよ!」
伊月は申し訳無さで縮こまっているし、寝床はないしで、森山は途方にくれていた。
森山「……宮地」
宮地「……あ?」
森山「ベッドはあるんだよな?」
宮地「……っ!テメェまさか」
森山「三人で寝よu「ふざけんなー!!」
宮地「おおっ?伊月が珍しくキレたぞ!?」
伊月「何が悲しくて男三人、それもむさ苦しいバスケ部が一緒に寝ないといけないんですか!」
森山「じゃあ寒いキモイリビングで寝るか?」
伊月「くっ……」
宮地「キモイってなんだよ轢くぞコラ」
森山「よし、これでベッドで寝れるな」