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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第15章 VSキス魔【氷室辰也】


【氷室】

アレックスが帰ると部屋はシーンとした。

嵐が去った後のようだ。

なんだが疲れたよ。色々と…まあ、そんなことより

「夏姫、部屋の外で待っていろと言ったよね?」

「ごめんなさい……少しだけ覗いたら何もされてなかったからつい…」

「アレックスだったからまだ良かったもの……キミは少し警戒心を持った方が良い」

「はい……」

今後の為にも

周りはオオカミだらけだからね。

「誰にでも簡単に隙を見せてはいけないよ」

「はい」

本当に分かってるのか?

「夏姫」

「はい………んっ」

ちゅっ

「ほら、今言っただろ?簡単に隙を見せてはいけないって」

例えオレでもね。

ソファーに座ると膝の上に彼女を座らせた。

「アレックスにキスされた所はどこ?」

「ほ……ほっぺだけだけど……」

「そうか……」

オレは頬に何度も口づける。

「んっ……」

正面に座り直させると、唇に手を当て、耳元、首もとにも唇を落としていく。

首もとにはオレの印が幾つも残されていく。

「氷室……くん」

先ほど直したばかりの髪も制服もまた乱れてしまっていた。

そうしたのは紛れもないオレなんだけど…







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