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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第51章 パパはじめました【赤司征十郎】


今日は天気も良く絶好の休日日和だ。

「征くん!ほら、片付けて片付けて!もうすぐ黒子くんたち来るんだから」

1人用の椅子に座りながらコーヒーを飲み、将棋を打っていれば忙しそうに動く夏姫に邪魔されてしまった。

「忙しい忙しい…」

バタバタと動き回る夏姫の後ろにくっつき同じように動くのは息子の○○だ。

「いしょがし、いしょがし~」

お気に入りのおもちゃを片手に夏姫の真似をするのを見るのは正直楽しみの一つだった。

「パパ、いしょがし~」

オレの前に立つと○○は将棋の駒を一つ一つしまってくれた。

ピーンポーン

家中に響くインターフォン。

「あ、来たかな?」

「きた~!!」

ゴツン、ガシャーン!

夏姫の声に反応し、向かった○○が落とした将棋の駒を1人寂しく拾ったのはオレだけの話。

「「お邪魔します」」

「どーぞ、ごゆっくり」

夏姫の後ろから黒子たちがやってきた。

「こんにちは、赤司くん。お邪魔します」

「やあ、黒子…先にゆっくりしてくれ」

オレはまだ拾い終えない駒を拾いながら簡単に黒子への挨拶を済ませた。

★☆★☆★☆

【黒子】

赤司くんの家に入るなり見た光景。

赤司くんが一人将棋の駒を拾っていました。

無残に散らばる駒。

赤司くんなら決して起こらないと思っていましたが…

「黒子、分かってはいるだろうが…オレが散らかした訳じゃない」

「はい」

ですよね。

赤司くんがこんな事するなんてあり得ませんから。








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