• テキストサイズ

言いたい言葉。

第4章  Boy side 『伝える』


『君のことが好きだ。付き合って欲しい』

君の目を見て正直なことを口にした。
最初は、受け入れてはくれなかったけれど

最後には、最高な笑顔でそして涙声で

「よろしくお願いします」

嬉しい言葉と嬉しい表情を君に見せられ、僕は赤面した。
伝えて良かった。

僕もふと笑顔になる。
この気持ちを封じ込めていたなんて馬鹿みたいだ。
最初から素直にこの気持ちを伝えていれば良かった。
そんな事を脳裏に浮かばせる。

そして付き合い始めてから、君は笑顔が多くなった。
君が笑っている時が増えてきた。
少なくとも、前みたいな偽りの笑顔はもう君から消えていた。



そしてこれからの事を、君と話そうとした。
退院したら、どこへ行こうかなんて話をしてみたけど
君は愛想笑いだけして、話題を自然と替えた。

何で、そんな悲しげな目をするの?



そんな疑問を僕に浮かばせた。
そして、その疑問の答えは直ぐわかった。


君は…もう……










僕の目の前からいなくなるんだね。









/ 19ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp