誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】
第10章 2人の願い事
おまけ バスの中 和葉side
修学旅行の帰りのバスの中。やはり行きとは違って帰りは皆疲れきって静かになっていた。
「ね。和葉~~」
今にも消えそうな小さな声で和葉の隣に座っている美咲が声をかけた。
「うん?」
「した?」
いきなりの質問に和葉は驚いた。美咲は和葉が昨夜、ホテルを抜け出したことを知っている。
「し…したって…?なにが…?」
「せやからぁ。服部くんとHした?って聞いてんねん」
和葉の身体全体から冷や汗が吹き出る。
「えぇ……。えっと……。そ…そんなことしてへんで?」
「えぇ~?ほんまに~?なんか和葉、肌綺麗になってるようなきぃすんで~?」
「そんなん気のせいやて…」
「ほんま?」
「ほんま。ホンマ」
その後も美咲から昨夜のことを問い詰められる和葉であった。
おまけ バスの中 和葉sideEND