第10章 選択
真っ暗闇の中、僕の目は開いた。
身体の上に天上の欠片が乗っていた。
僕は我に返った。
彼らは……………!
瓦礫の中 彼らを探した。
みんな虫の息だ....
彼らの意識が戻ったのか、口々に痛みを訴える...
僕は、彼らを助けてあげたかった、
でもそれは
永遠の孤独を歩ませるに等しい...
死よりも辛い道かも知れない...
しかし...
僕は深紅の瞳から涙を流し、彼らに問うた
丸山「.....このまま死ぬか?
それとも、我と契約するか?」
彼らは苦しそうにしていたが、一人が口を開いた。
横山「....悪魔と契約か?」
丸山「.......」
安田「悪魔?」
丸山「生きたいなら、助けるが、永遠の命になる...」
渋谷「死ねない身体か?」
丸山「あぁ..」
村上「俺らも悪魔になんのか?」
丸山「...闇のモノに生まれ変わる」
大倉「それしか、助かる方法はないのか?」
丸山「申し訳ないが...」
錦戸「....あんたの寂しがりが消えるなら、
悪魔になったるわ!!!!!」
その言葉に、僕は動揺した。
渋谷「一人で悪魔なら寂しいが
みんな一緒ならええか?」
この子達は何なんだ?
村上「俺もお前らと、あんたと一緒なら文句ないし」
安田「なら、おもろい悪魔になったろな、
俺ららしく!」
瞳から涙が溢れる
横山「契約しよう、
俺ら全員で貴方の孤独を消してやるよ!」
その言葉と同時に、僕は鋭い牙を彼らの首に突き立てた。