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✴︎HUNTER×HUNTER短編集

第22章 ヒソカ《3》



「やぁ、久しぶりだね❤︎」


平日の昼。

玄関というものがありながらなぜか窓から入ってきたのはヒソカである


『あんたって頭悪いの?』

「ひどいなぁ♦︎」


微笑む顔と言葉があっていない

一体何のようなのか

なぜ私の部屋にやってきたのか

というか50階のこの部屋にどうやって入ってきたんだ?


『どうやって何しに何故この部屋にきたの?』

「質問がいっぱいだね♠︎」


ゆっくりと歩み寄ってくるヒソカから数歩距離を置く

こいつに近づくとろくな事がない


「そんなに避けなくてもいいじゃないか♣︎」

『質問に答えないんなら出てって』


嫌いなわけではない。

どちらかというとまぁ、好きだ。

だが、近寄りたくないのも本心


「わかったよ❤︎……君に会いたくて頑張って壁を伝ってきたって言ったら怒るかい?♦︎」

『なっ!そ、そんな嘘に騙されたりしないから!!!!』


さらっと恥ずかしいことを言ってくれる。

おかげで声が裏がったではないか

相変わらず距離を詰めようとこちらへ歩み寄るヒソカ

このまま後ろへと下がれば必然的に壁に追いやられるだろう

まぁ、それが嬉しくないわけではないのだが


「君は僕に会いたいと思うことはないかい?♠︎」

『や、やめ、、近づくな、、』


頬が赤く染まり体全体が熱くなる

まるで炎で焼かれてるような感覚


「クックッ。冗談だよ♣︎実はイルミに君を呼ぶよう言われてね、迎えに来たんだ❤︎」

『、、、冗、、談、』


今まで熱かった体は一気に冷え

頭もすっきりし今なら考え事がよくできそうだ


「それにしても君は攻められるのが苦手なんだね♦︎よくわかったよ♠︎」


微笑む彼に少し殺意が湧いてくるがここは我慢だ。


『別に!ちょっとヒソカの冗談にのってあげただけなんだから!!!!』



いつか必ず仕返ししてやると心に決め彼の隣を通り過ぎる


『ほら!イルミがよんでんでしょ?!さっさといくよ!』

「クックッ、わかったよ♣︎」


”実は本心なんだけどね〜❤︎”


ヒソカがそう呟いた声はの部屋で響き消えた



H27.2.19


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