第7章 クラピカ
「貴様は蜘蛛の1人か?」
目を赤く光らせ私を睨む
『そうだよ。』
今日ほどお面をつけといてよかったと思ったことはないんじゃないかな?
いつも通りの仕事終わり
帰り道に現れたのは私の愛する君
「クルタ族を覚えているか」
『緋の目の奴らでしょ?覚えてるよ』
一気に膨らむ殺気
あぁ、君と戦うことほど私がしたくないことはない
鎖を具現化させ戦闘態勢に入る君にゆっくりと微笑む
『ねぇ、私を殺すの?』
「もちろんだ。仲間の仇打たせてもらう!」
『そっか。。でも、まだ死にたくないかな〜』
今の君じゃ団員の1人も殺せないよ。
だから、、、せめてもっと強くなるまでは
「っ!待て!!!!」
君のそばで君の彼女として生きていたい
『また今度戦おうね!クラピカ!!』
先に家でまってるよ、
幻影旅団団員じゃなく
クラピカの彼女として。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「今帰った。」
『クラピカ!おかえり!遅かったね?』
家に帰るといつも通り出迎えてくれる
「すまない、少し用事が出来てな。寂しい思いをさせたか?」
『うん。ちょっとだけ』
頬に手を滑らせ抱きしめると少しだけ赤くなる耳
『クラピカ。。。。ごめんね。』
彼女のその発言の意味は数日後のヨークシンでわかることなどこの時の私にはわからなかった
ーーーーーーーーーーーーーーーー
『愛してたよ。クラピカ』
「っ!!」
H27.2.7